ライシナ東京2025

ライシナ対話が東京で開催されました。自民党の安全政策責任者として挨拶をさせていただきました。

ライシナ対話 (Raisina Dialogue) とは、インドの主要シンクタンクである「オブザーバー・リサーチ財団」とインド外務省が共催する国際会議です。インドでは毎年開催されており、産官学を代表する有識者が参加し、国際情勢、安全保障、経済、社会課題など幅広いテーマについて議論が行われています。

日本で開催される本ラウンドテーブルは、日印両国間の連携強化に向けて、地政学、国際情勢、循環型経済、環境に優しい社会への移行、デジタル分野といった個別テーマについて意見交換されました。

私からは、QUAD(日米豪印の連携)の枠組みを更に発展させていくためには、安全保障での連携を一層深めていくことが必要である旨を話しました。

ジョセフ・クラフト氏

「日本の戦略を考える勉強会」を開催しました。経済アナリストで、特に日米関係に詳しいジョセフ・クラフト氏から「日本を取り巻く世界経済・安全保障情勢」と題してご講演をいただきました。

講演を受けて、私からは関税を含む経済交渉と安全保障との関係について持論を述べたところです。現実的・短期的には一体として対応せざるを得ません。しかし、中長期的には分離して考えること維持し、外交・防衛政策の独自性と経済戦略の自立性を確保することが重要ではないでしょうか。

早朝にもかかわらず、多くの皆さんにご参加いただきましてありがとうございました。

第6回なでしこ学習会

しらゆき會(木原みのる後援会女性部)が主催する勉強会です。

今回は家族のあり方を考えることをテーマに、「選択的夫婦別姓」と「旧姓の通称としての使用拡大」について、まず私が講演し、次に参加者からの質問に答えました。

丁寧に議論していくと、選択的とはいえ夫婦別姓の制度化には非常に問題が多く、旧姓を使い易くして不便や不利益を解消することの方が日本社会に馴染むことを、全ての参加者に理解していただいたところです。

婚姻当事者だけでなく子供を含む家族のこと、また先祖や子孫のことをよく考えていくと、海外の制度がどうであれ、日本にとって相応しい制度を維持していく事が肝要であろうと思います。

ボランティアスタッフの皆さん、いつもご協力ありがとうございます!

拉致被害者を救う署名活動

北朝鮮に拉致された被害者の早期救出に向けて、「救う会熊本」の活動に参加しました。

拉致被害者である増元るみ子さんの姉・平野フミ子さんもマイクを握り、政府に提出する署名集めへの協力を訴えました。

今期から自民党の北朝鮮による拉致問題対策本部で幹事長を務めることになりました。2004年の小泉総理訪朝以降、拉致被害者救出に進展が無いことに強い憤りを感じ、国会議員として忸怩たる思いです。

全ての拉致被害者の一括帰国に向けて、信念を持って活動していく所存です。

ラストワンピース

国際貨物の取り扱いを増やすために、熊本空港に新たな物流拠点が完成しました。一般には「保税倉庫」と呼ばれており、税関の許可を受けて国際貨物の一時保管や通関手続きなどを行う貨物上屋です。

空港の制限区域内に保税倉庫が設置されるのは世界でも珍しく、日本初とのことです。国際貨物の取り扱いが格段に円滑化します。

熊本空港における2024年の貨物取扱量は8,236トンで、うち国際線の割合は1%未満しかありません。半導体関連業者の人的な移動もあり、熊本空港を利用する国際線旅客数は年々増える一方で、半導体関連製品の多くは福岡空港などから輸出入されており、熊本空港において貨物を捌くための体制強化は長年の課題でした。

運営会社はデンマークを拠点とする世界最大手の国際物流企業DSVにお願いしました。JASMの建設で高まっている半導体関連などの貨物需要だけでなく、農業県熊本の農産物や加工品にも大いに貢献してくれるでしょう。

来年で熊本地震から10年。震災からの創造的復興とリニューアルした熊本空港の「ラストワンピース」が、まさに、この保税倉庫だと考えて誘致したところです。