愚者と賢人

 FAXで激励とアドバイスをいただける方の文章で、印象的なものがあったので紹介します。いつもありがとうございます。

 「天皇陛下が御即位20年式典で『歴史的事実を知ることは将来に備える』とお述べになった事と、ノーベル賞受賞者が[事業仕分け]の感想として述べた『歴史的法廷に立つことが出来るか』の言葉に通じるものを感じました」

 まったく同感です。保守主義とは、「新しく物事をはじめるとき、また、難しい決断を行うときに歴史を参考にして判断材料にすること」だと理解しています。「愚者は経験に学び、賢人は歴史に学ぶ」とも言います。誤解を恐れずに言い換えれば、「ポピュリズムに左右されるのは楽ではあるが、最終的に大きな不利益を将来の国民に与えてしまう」その可能性があるということでしょう。

 これからも私は目先の利益に左右されず、将来に備え歴史を学び、先人の失敗を糧にしながら将来の歴史的法廷に堂々と立てるように行動して参ります。

14名

 自民党の参議院熊本選挙区候補者は公募になったことは、以前にお知らせしましたが、本日が申し込み締切日。なんと14名の応募がありました!!ありがとうございました。私が申し込んだ5年前の熊本一区の公募では17名。しかし、当時は「政権与党」自民党の公募。今回は野党転落状態で、かつ、党員投票をするというハードルの高さ。申し込みは3〜4名くらい?と思っていましたが嬉しい誤算です。自民党に対する期待感の表れか、政権与党に対する不満の表れか。いずれにしても、審査員として公明正大に審査を行い、良い候補者を選考したいと思います。まずは、全員の論文を読みます。19日に一次審査(論文)合格者に電話連絡をします。23日に二次審査(面接)を行います。この時点までは匿名での扱いです。

これでいいのか?

 「郵政株式売却凍結法」が成立しましたね。4年前に郵政民営化を進めた一人としては大変残念です。これで郵政事業は事実上の参入規制による独占事業に先祖帰りです。官営会社が民業を圧迫しはじめます。官営なので赤字が出ても税金による国民負担が必然。良くなってきたサービスも、競争がなければどうなることやら。国民世論はどうなっているのでしょうか。聞こえてきません。メディアも沈黙してます。私には、郵政民営化の将来に確たるビジョンを持たないまま、ただの連立政権維持のために泥縄で法律を作ったとしか思えません。

【写真】熊本県議会が開会中。久しぶりに傍聴しました。

Reform to Conserve

 久しぶりに上京。勉強会に参加したり知人に会ったり、バタバタと過ごしました。『伝統と創造の会』では西部邁(にしべすすむ)先生の話を聞き対話をさせていただきました。「Reform to Conserve(国柄を保守するために現状を改革せよ」という言葉には大変共感。また、鳩山現政権を否定的にみておられますが、同時に小泉改革も否定されておられます。「革命家気取りの細川護煕、小泉純一郎、鳩山由紀夫の三首相には「平成の三馬鹿大将」の名がふさわしい」等々やや過激な発言は、賛同できるところも出来ないところもありましたが、勉強させていただきました。

【写真】最近は寒いので軍手をしています。コートは着ませんが、「ヒートテック」の下着を買って着てみたところ相当温かいです!

党名変更?

 自民党を刷新する手段のひとつとして「自由民主党」という党名を変えようという一部の論議がありましたが、反対意見多数で見送られました。個人的には党名は変えてもいいと感じます。正確に言えば、政党のために仕事をするのではないので「どっちでもいい」というのが感想です。でも、他にやることが沢山あるから優先順位はかなり低いでしょう。また、「自民党」という名称に愛着はありますし、今変えてもどうせ「すり替え」と言われるでしょうし、コストもかかる。変えない選択が無難だったと思います。

【写真】熊本県ハンドボール県リーグ最終戦。4部リーグ所属の我がチームは2勝3敗1引き分けで入れ替えなし。運動不足の40歳にとって来シーズンは頑張れるでしょうか?!