●食料自給率の向上と、小麦価格の世界的な高騰で見直されつつある米粉に熱い視線が注がれています。スターバックスコーヒーでは米粉を使った「ロールケーキ」が販売されて好評です。今日は、山鹿市鹿本町「水辺プラザかもと 『パン工房かんぱーにゅ』」の米粉パンをいただきました。小麦より重量感があり、しっとり、もっちりとした食感が心地よく、とても美味しいです。来週は、米粉振興のための議員連盟立ち上げに参加しようと思います。
先住民族
●8時から党部会。人権擁護に関するいわゆる『太田私案』について議論をしました。そもそも誰の為の何の為の法律かという域をでません。賛成意見はごく僅か。しかも発言者は言わされている感。私も含めて反対意見が大勢。このまま党内承認することは有り得ません。党国会対策委員会の後、衆議院決算行政監視委員会。総理も出席してのテレビ中継。18年度決算についての議論。13時から衆議院本会議では、北海道のアイヌ民族を先住民族とすることを求める決議を全会一致で行いました。夕方の便で帰熊。
株式市場の停滞
●日本企業は、大手を中心に業績が回復していることは事実です。しかし、人件費の増加(給与アップ)までは踏み切れていないので、個人所得は上がっていません。また、中小零細企業までには届いていません。個人金融資産は、全体で1400兆円あるにもかかわらず、一般個人は豊かになったと感じることは少ないようです。なぜでしょうか。ひとつは、先行き不安。もうひとつは、株式の機能不全だと思います。
今の日本市場では、「持ち合い」や「過度の買収防衛」など株式市場の機能を弱らせる行為が横行しています。外国人投資家は、こうした現状に疑問を持ち、日本市場への投資を控えました。その結果、日本の株価は実力以上に下がってしまったと分析しています。つまり、日本市場の低迷の要因は、明らかにガバナンス(統治)です。
いつくかの打開策のひとつとして、公的年金をはじめ政府資産の運用改革を推進したいと考えています。現在の運用担当者(役人の天下り)は、リスクを極端に恐れます(評価の減点方式)。また人事異動で定期的に交代するので、消極的な運用(事なかれ主義)になってしまいます。インセンティブ(成功報酬)もないので当然でしょう。この際、プロの運用担当者を雇用します。そうすることによって、日本市場はダイナミックで規律がある市場であることを国内外に伝えることができるはずです。
祝結婚
●衆議院議員山際大志郎先生の結婚式に出席しました。私より1歳年上の山際さんは結婚しない人だと思っていましたが、大方の予想に反しての電撃結婚でした。話を聞くと議員になってからの結婚は大変なようです。多くの来賓挨拶が、奥様の選挙での内助の功に言及するなかで、小泉元総理の『小泉節』が炸裂。「私は離婚しても連続当選できました。結婚も離婚も選挙には関係ないようですね。」・・・すごい人です。
原爆症認定訴訟について
●昨夜上京。朝から積極的に党部会や衆議院財務金融委員会に出席。午後は衆議院本会議にて「少年法の一部を改正する法律案」等を可決。
●原爆症認定に関する集団訴訟についての見解:先月28日に仙台高裁判決が、同30日に大阪高裁判決が相次いで出され、原告・被爆者側が勝訴し、国側は8連敗となった。仙台で争われた要医療性の要件についても、大阪で争われた放射線起因性の要件についても、国のこれまでの認定行政のあり方は被爆者援護法の精神に則った被爆者救済の立場に立ったものではないとの司法の判断が高裁において下されたことの意味は極めて大きい。以上を踏まえて、国としては、本年4月に運用を開始した原爆認定に関する新しい基準の実効性が問われているとの厳しい認識に立って、この度の両判決の結果を厳粛に受け止め、上告は止めるべきである。また、新しい認定基準のもとで総合的判断による個別審査を速やかに行うべきであり、かつ、認定作業の実を上げるため認定作業に関与する司法関係者の充実を図るなどの体制整備を行うべきである。今後さらに司法と行政の判断の剥離を埋める真摯かつ具体的な取り組みを不断に続けるべきである。

