首相臨時代理

高市総理の海外出張時は、私が「首相臨時代理」となることが予め決められています。

高市総理は英国そしてイタリア、続いて、G7エビアン・サミットに出席するためフランスを訪問します。英国のスターマー首相、イタリアのメローニ首相とは首脳会談において中東情勢、ウクライナ情勢、東アジア情勢などの最新の状況に基づいて意見交換を行います。

また、安全保障分野に加えてAI(人工知能)、量子、宇宙、半導体、洋上風力などの分野において、先端技術開発やサプライチェーンの強靱化に向けて、更に協力を強化すべく議論する予定です。

G7エビアン・サミット(フランス)では、中東、ウクライナ、インド太平洋といった地政学的危機への対処に加えて、中東情勢を踏まえた自由貿易と法の支配を前提としたエネルギー安全保障、市場の安定化に向けた連携、さらに、重要鉱物等のサプライチェーンの強靱化など、喫緊の課題について首脳間で率直に議論をします。G7が連携・結束して、国際社会の課題への対応を主導していくという姿勢を示すことを目指します。

クマ被害対策

「クマ被害対策等に関する関係閣僚会議」を開催いたしました。

最近のクマの出没件数が、過去の同時期に比べて倍増している状況を踏まえ、国民の皆様に対し改めて注意喚起を行いました。

さ対策を進めているところですが、現下の出没件数を踏まえ、環境大臣を中心に関係閣僚に対し、緊急対応体制の整備・出没防止対策の実施、クマの調査や個体数管理の着実な実施、住民等の安全確保、注意喚起・情報発信、などについて、一段ギアをあげて、速やかに実施するよう指示を行ったところです。

 政府としては、引き続き緊張感を持って、クマ被害対策を戦略的かつ計画的に実行してまいります。

昭和100年記念式典

天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、「昭和100年記念式典」を挙行しました。政府主催として高市総理が式典委員長、私は式典副委員長を務めました。

昭和元年から起算して令和8年に満100年を迎えた昭和。激動と復興の時代を顧み、将来に思いを致す機会となるよう企画したところです。

海上自衛隊東京音楽隊による演奏では、「上を向いて歩こう」「赤いスイートピー」「なごり雪」「Get Wild」「川の流れのように」が披露され、日本武道館は大いに盛りあがりました。

総合的な国力から安全保障を考える有識者会議

いわゆる「戦略三文書」の改定に向け、有識者の皆様から大所高所からのご知見・ご経験を賜り、「日本の総合的な国力」を徹底的に強くするための議論を進めるための会議体です。

冷戦後の比較的安定した国際秩序はもう過去のものとなりました。地政学的な国家間競争が激化しています。インド太平洋では、中国・北朝鮮の軍事力の増強、中国・ロシア、そして、ロシア・北朝鮮の連携強化がみられます。また、ウクライナや中東での紛争は長期化し世界中に影響を与えています。AIや量子技術など、技術の革新的進歩が安全保障の決定的要因となっています。

こうした中で、我が国の平和と独立を守り抜いていくためには、防衛力の抜本的強化を主体的に進めていかなければなりません。そして、外交力と防衛力を、経済力、技術力、情報力、人材力と有機的に連携させて、日本の総合的な国力を徹底的に強くしていくことが求められます。

そして、先端技術の活用や有事にも耐え得る防衛装備品のサプライチェーンの強靱化など防衛産業基盤の刷新も課題です。さらに、海上保安能力やサイバーセキュリティ、経済安全保障など、様々な分野での取組を推進していく必要です。

このように総合的な国力を徹底的に強化するに当たっては、優先課題を特定し、効果的に効率的に資源配分を行い実行に移していく必要があります。

世界が激動の時代を迎え、日本が多くの困難な課題に直面する中でのこの度の三文書の改定は、国家の命運を左右する重要な取組と考えます。

その観点から、この度は様々な分野について高い見識をお持ちの皆様に御参集をいただきました。皆様には、専門的な見地とともに、豊かな御経験に基づく御知見を賜り、三文書の改定に資する議論を進めていただき、実効性のある取りまとめをいただくことになります。

中東情勢に関する関係閣僚会議

5回目となる会議では、中東情勢をめぐる状況等について議論が行われました。

総理は各国首脳と電話会談などの外交努力を通じ、事態の沈静化が実際に図られるように努めるとともに、国際公共財であるホルムズ海峡における日本関係船舶を含む全ての国の船舶の自由で安全な航行、原油及び石油製品の安定確保やサプライチェーンの強靱化のため、取り組んでます。

国内対策としては、ガソリン、軽油、重油、灯油など補助を継続しています。今週のガソリン価格も、全国平均で170円に抑制できています。

原油については、日本全体として必要となる量は確保できており、年を越えて石油の安定供給のめどがついています。ホルムズ海峡を経由しない原油の代替調達は、5月は、約6割の確保に目処がつきました。

医療分野においても、新たに、消毒液の容器、歯科用注射針のコーティング剤など、流通の目詰まりの解消を着実に進めています。透析資材については、国内生産している血液浄化器の製造用溶剤や注射針の滅菌用ガスなどの原料供給の目詰まりについては、順次、解消しました。海外からの輸入に依存する透析チューブについては、海外の日系生産工場へ、原料となる石油製品を優先供給する調整により、9月末までに必要な供給量を確保しました。これにより、透析資材については、当面の安定供給を実現しました。

関係閣僚においては、ゴールデンウィークを活用して海外出張する際には、原油・石油製品の安定調達及び新たな供給源の開拓に取り組むとともに、国民おひとりお一人のお困りごとにしっかりと寄り添って、目詰まりの解消を始め、重要物資の安定供給に全力で取り組んで参ります。