マレーシアを訪問

1月23日-25日、マレーシアを訪問しました。マハティール首相(94歳)にお会いできました。マレーシアの国力を飛躍的に増大させた親日家。一昨年、なんと15年ぶりに首班指名されました。90歳代で民主的な選挙に勝利し国家指導者に就任した例は世界に類を見ないとの事です!また、ムヒディン内務大臣とも会談しました。

クラン港に寄港した海上保安庁の巡視船「えちご」を視察し、正月を返上して長期航海に臨む職員を激励。またマレーシア・ゴーストガードとの油防除分野での連携を目的としたワークショップを視察し、現地メディアからの取材を受けました。

ラオス人民民主共和国を訪問

1月22日-23日、ラオス・ヴィエンチャンを訪問しました。今年、日本とラオスは「外交関係樹立65周年」「戦略的パートナーシップ5周年」を迎えます。二国間関係のさらなる増進を図り、また両国間の安全保障協力の強化に向けて認識を共有するべく、副首相はじめ5人の閣僚と会談を重ねました。また、ラオスは一党独裁制の社会主義国。日本の政権政党としてラオスの政権政党とのハイレベル交流も重要になります。

①ソムディー副首相 兼 財務大臣
②サルムサイ外務大臣
③チャンサモーン国防大臣(大将)
④ブンチャン公共事業運輸大臣
⑤アルンケオ首相府付き大臣
⑥チャンシー中央組織委員長(ラオス人民革命党)

こども食堂を視察

地域住民やNPOの取組として無料または安価で食事を提供する子供食堂(こども食堂)が広がっています。以前は貧困家庭のための施設でしたが、最近の子供食堂は以下の様に目的が多様化しています。

①共働き家庭の子供に共食の機会を提供する。
②地域における食育を推進する。
③高齢者と子供が触れ合う場を提供する。

女性の社会進出や恒常的な人手不足により、週末でさえ保護者不在の家庭が増えています。地方自治体や食育関係者が子供食堂の目的や意義を理解して、その活動に役立つような環境整備を行うなど必要な支援を進めていく事が求められます。

中東外交オマーン

今回、羽田空港出発直後の機内でカブース国王(当時)の崩御の知らせが届きました。在位約50年、中東や欧州から一目置かれていたカブースは中東諸国とイランとの融和政策を牽引してきました。3日間の喪が開けた出張最終日にハイサム新国王、アスアド国王特別代理、ファハド副首相はじめ王族を弔問し哀悼を意を表しました。また、新たな自衛隊派遣については日本の外交努力が高く評価され、護衛艦の寄港も同意が得られたところです。

中東外交アラブ首長国連邦

イランと米国の軍事的衝突の可能性が高まった際に、UAE・ドバイはイランから攻撃対象と名指しされ緊張が高まりました。その様な中で安倍総理はアブダビ皇太子と踏み込んだ会談を行い緊密に連携で一致。また新たな自衛隊の中東派遣についても海洋安全保障の観点から歓迎を得たところです。