平成26年ご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

安倍内閣が成立して一年余りが経過しました。昨年の新年挨拶では「まず、原状回復」と書きました。民主党政権の3年3ヵ月間で失われたものを取り戻すための「原状回復」作業は概ね完了したと言えます。いよいよ今年は日本が「大きく飛躍するための準備」をする年です。「ホップ!ステップ!!ジャンプ!!!」の「ステップ!!」に当たります。

民主党政権下で長く続いた我が国の閉塞的なムードを一変させました。これは、「大胆な金融緩和」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」のいわゆる【三本の矢】を次々と強力に推進してきたことによります。あまりにも従来と次元の異なるレベルであった為に、残念ながら批判の声もありましたが(今もありますが)、結果として数値が政策の正当性を表しています。

一年前と比較すると、日経平均株価は8千円台から1万6千円台へ、対米ドルは約79円から約105円へ、株高円安傾向が明確に表れています。また、実質GDPが4半期連続でプラスになり、企業収益に大幅な改善が見られるなどあらゆる経済指標がプラスに転じ、諸外国から日本経済は劇的に回復傾向にあると評価されています。また、一昨年末には0.83倍だった有効求人倍率も、昨年末には1.00倍程度まで改善するなど、雇用環境にも明るい兆しが見えてきました。

ただし、景気回復の実感は、中小企業・小規模事業者や地域経済には未だ十分に浸透しておらず、また業種ごとにバラつきが見られます。物価動向についてもデフレからの脱却は未だ途上です。これからも【アベノミクス】を推進し、その果実を日本全国津々浦々まで、大企業から中小企業・小規模事業者の様々な業種にまで届けて、最終的に国家として大きく税収を増やしていくことが「日本再生」への最低条件になります。

昨年10月に防衛大臣政務官に就任し、安倍内閣の一員として仕事をさせていただいてます。昨年末までに「国家安全保障会議(NSC)」を設置し、初の「国家安全保障戦略(NSS)」を策定したことは、我が国の安全保障政策の歴史において画期的な出来事でした。NSCの司令機能の下、NSSに基づき政治の強力なリーダーシップにより、外交政策および防衛政策を中心とした国家安全保障政策を体系的に実施して参ります。

同時期に策定した、新「防衛計画の大綱」および「中期防衛力整備計画」については、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していることを考慮し、将来にわたって自衛隊が求められる役割を十分に発揮できるよう、現時点で考えうるベストな計画が出来たと確信しています。昨年実施したフィリピン大水害への最大規模の国際緊急援助隊の派遣、アデン湾での海賊対処、南スーダンへのPKO等を通じて、安倍内閣の掲げる「積極的平和主義」に貢献していく所存です。

そして、断固として国民・国土・主権を守るため、集団的自衛権行使に対する国民の理解を深め、武器輸出三原則等の考え方をあらためなければなりません。今年も私は、日本が名実ともに独立国家として世界に誇れる国になるべく全力を注ぎ、「自主憲法制定」につなげていく足がかりを作るため行動します。

最後に皆様にとって充実した一年になりますことを祈り、新年の挨拶とさせていただきます。

 

平成二十六年 元旦

防衛大臣政務官
衆議院議員 

木原 稔

政府インターネットテレビ

政府広報室の「政府インターネットテレビ」にて、11月1日の自衛隊記念日に合わせて防衛省・自衛隊を紹介する番組を制作しました。

番組名:「徳光&木佐の知りたいニッポン!」

熊本県出身の折木防衛大臣補佐官が出演し、司会とともに解説を実施しています!

前編は本日、平成25年10月24日(木)〜、

後編は平成25年11月7日(木)〜

ぜひご覧ください!

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg8689.html

伊豆大島への災害派遣(3)

陸・海・空自衛隊による「統合任務部隊」を編成し、人員を増強しています。

具体的には、行方不明者の捜索活動等については、当初の第1普通科連隊に加えて、第30普通科連隊(第12旅団増強派遣部隊)や第44普通科連隊(東北方増強派遣部隊)など追加派遣を行いました。これは台風27号による二次災害への備えでもあります。

平成25年10月23日14:30現在

派遣規模

人員 約930名(延べ 約3,820名)

車両 約179両(延べ 約719両)

航空機 6機(延べ 65機)

艦艇 1隻(延べ 17隻)

以上

伊豆大島への災害派遣(2)

防衛省・自衛隊では引き続き行方不明者の捜索活動を実施中。また各省庁からの輸送支援依頼があったものは全て輸送を完了しました。

平成25年10月17日19:30現在

①第1普通科連隊(練馬)の人員約120名及び第34普通科連隊(板妻)の人員約150名、計270名により行方不明者の捜索活動を実施中。

②警視庁特科車両隊、緊急消防援助隊等(人員約100名、車両2両)を大島空港への空輸を実施。(C−1×3機で実施)

※本日の自衛隊の派遣規模:

人員約270名、車両2両、航空機8機

(延べ数:人員約350名、車両3両、航空機24機)

※他機関の空輸実績(C−1):

警察、国交、消防等の人員約210名、車両6両

伊豆大島への災害派遣(1)

防衛省・自衛隊は東京都知事からの要請により、台風26号に伴う行方不明者の捜索活動のため、東京都大島町に災害派遣部隊を出動させました。

平成25年10月17日01:15現在

①第1普通科連隊(練馬)の捜索部隊及び1次増援部隊の人員約80名が行方不明者捜索活動を実施中(夜間は投光器を用いて引き続き捜索活動を継続)。

②警察庁、消防庁及び国交省からの要請により各省部隊等の人員約100名及び資機材をC−1×3機にて大島空港への空輸を実施済。

③第1輸送隊の輸送鑑(おおすみ)が広島湾から横須賀に向けて出発(18日午前中に到着予定)。

④第34普通科連隊(板妻)の2次増援部隊(人員約70名、車両1両)が、静浜基地を離陸(C−1×3機)、到着後、行方不明者捜索活動を開始。

※派遣規模(延べ):人員230名、車両3両、航空機19機