激化する示威行動

 

防衛省は「防衛計画の大綱」を年末に改定します。

 

本来は「自民党改定案」に基づいて昨年末に改定するはずでしたが、政権交代により白紙になってしまいました。一年間の先送りになったのです。

 

なぜ先送りになったのか?

 

政権交代により「自民党改定案」は破棄されました。そうであれば、当然、「民主党改定案」に基づいた改定をするべきでしょう。

 

しかし、政権交代時に「民主党改定案」は存在しませんでした。

 

これが一年間の先送りが決まった理由です。

 

個々人の政策は別として、民主党内で合意できた安全保障政策はありません

普天間飛行場移設問題が迷走に迷走を重ねることは、既にこの時点でわかっていたことです。

 

安全保障政策だけを見ても「政権担当能力がない」ことがはっきりしています

今回はその話題ではなく、防衛省が「海上自衛隊の潜水艦を増強する方針」を固めたということに関することです。

 

現在の18隻から20隻に引き上げる

 

中国海軍が沖縄本島と宮古島の間を通過した事案や尖閣諸島問題、北朝鮮軍の魚雷が韓国の哨戒艦を撃沈したというニュースもありました。

 

これらに対抗して、海自の潜水艦体制の強化は急務だっただけに歓迎します。

 

ちなみに、中国は既に60隻保有していることが確認できています。

 

今後、官邸や財務省に計画を潰されることがないように、また仕分けられることがないように注意深く見ておきましょう。

 

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ バナーをクリックして「みのる日記」を応援してください!

敵将の賛辞

熊本県出身の中川州男大佐が率いたぺリリュー島守護部隊。

記録には昭和19年11月22日に玉砕したと残っています。

その73日間の戦闘を振り返ったニミッツ米国海軍元帥が残した次の言葉が、ペリリュー島に建つ碑に刻まれているとのこと。

一度訪ねてみたい場所です。

Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island.

 Pacific Fleet Command Chief(USA) C.W.Nimitz

(日本語訳)

諸国から訪ねる旅人たちよ

この島を守るために日本軍人が

いかに勇敢な愛国心をもって戦い

そして玉砕したかを伝えられよ

 アメリカ合衆国太平洋艦隊司令長官

 チェスター・ウィリアム・ニミッツ

にほんブログ村 政治ブログ 保守へバナーをクリックしてブログを応援してください!

中国の衝撃(3)

GDPで見た世界における日本の経済的地位の変遷です。

 

    一人当たりGDPの世界ランキング

2000年 3

2008年 23

 

    世界GDPに占めるシェアの推移

1990年 14.3

2008年 8.9

 

もちろんGDPだけで国の豊かさを評価することは出来ません。

「世界ランキングなんて関係ない」といえばそれまでです。

 

それでもやはり「成長戦略」を描くとすれば、人口が多く大幅な経済成長が見込める中国(沿岸地域)、その後はインドに【日本製品で殴りこみをかける】ことが求められます。

 

日本製品に対するアジア人の評価は、「高品質」「定評のある」「カッコいい/センスがいい」「明確な個性や特徴がある」・・・。

彼らは自国製品と比較をすれば、雲泥の差があることを認めています。

 

中国やインドの発展と日本進出を眺めているだけではなく、逆に積極的に攻めて奪いに行ってはどうでしょう。

武力ではなく、圧倒的な技術力・開発力で攻めていくのです。

 

座して死を待たない、攻撃は最大の防御ではないでしょうか。

 

ところが、いきなり北京や上海で事業展開して失敗するケースが多いと聞きます。日本人には理解できない「文化」があるようです。

 

熊本の「味千ラーメン」の海外進出は、台湾を経て香港から店を展開し、現在は中国全土に約300店舗を展開しています。

 

中国に経済進出する場合、香港や深センでビジネスモデル(中国商文化)を学び、南から攻め上がるのがセオリーとのこと。

 

 

日本人の底力を見せてやりましょう。(シリーズ「中国の衝撃」終)

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

中国の衝撃(2)

昨日の続き。

 

日本は中国とどう向き合うべきか。

 

二つ目のキーワード「孫文」について。

 

中国に辛亥革命を起こし民主政治を築こうとした孫文。

中華民国(現:台湾)では国父と呼ばれています。

孫文は、中国人の民度の低さを理解していたので徐々に民主制を浸透させていくべく、軍政→訓政→憲政の「三段階論」を唱えていました。

 

中国国内にも孫文の銅像が何箇所もあり顕彰されています。

中華民国の国父である孫文が歴史的に抹殺されることなく「偉人」として評価されているところに、中国にほんの一筋の光明が見えます。

 

中国共産党が、今の政治手法は孫文のいう「三段階論」の一段階(軍政≒覇権主義)に過ぎないことを理解しているかどうか。

 

台湾を国家として認め、チベット人やウイグル人の弾圧を止めるなど、覇権主義から脱却することができるかどうか。

 

2021年「中国共産党100周年」までに、中国共産党は歴史を検証し過ちを反省し、国家統治手段について転換策(憲政)を打ち出せるかどうか。

孫文の理想を正しく理解し、世界に恥じない民主国家として生まれ変わるならば、将来的に経済発展を続けていけるでしょう。

その時、日本の対応は・・・つづく。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんんブログ村

中国の衝撃

中国といかに向き合っていくべきか。

2009年データで中国経済を見ると、

GDPは日本を抜いて世界2位、粗鋼生産高世界1位、工作機械生産高世界1位、自動車市場世界1位、外貨保有高・米国債保有高世界1位・・・。

経済産業省のペーパーでは、2030年に中国のGDPは米国を抜いて首位(日本の4倍)になる予測があります。

その可能性は十分にあるでしょう。

条件としては、来年2011年に迎える「辛亥革命100周年」を契機として、十年後の2021年の「中国共産党100周年」までに、自由主義経済を完全に受け入れることができるかどうか。

キーワードは「香港」と「孫文」と言われています。

「香港」については、以前のブログに書きました。

中国は一国二制度広東省深セン市経済特区を通じて、南から徐々に自由経済を学び受け入れています。

歴史的に中国の革命は常に南から。

二つ目のキーワード「孫文」については、また後日。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村