宮城県沖大地震発生

本日午後、東北地方や首都圏を襲った巨大地震は、国内観測史上最大となるマグニチュード8.8を記録しました。宮城県北部で震度7、東北と関東の広い地域で震度5弱以上の強い揺れを観測しました。

大津波が町や田畑を襲い、廃墟と化した町の映像が次々と流れています。

死者は既に300名以上(11日深夜現在)に上っています。政府の地震調査委員会によると、震源域は岩手県沖から茨城県沖まで広い範囲に連動している様子です。津波は前例を見ないほど広い範囲で太平洋沿岸の町を襲い、甚大な被害を与えています。

熊本県も天草地方沿岸に津波警報が出されて警戒中です。

余震は今でも続いており、避難所に逃れた人たちは恐怖と寒さで身体を震わせているでしょう。

大災害発生にともない国会は休戦です。

谷垣禎一自民総裁の呼びかけで各政党の代表者が集まり、被災者の迅速な救出、被害状況の情報収集に努めるなど政府を全面バックアップしていくことを申し合わせました。

その後、谷垣総裁は菅首相と会談し、自民党・民主党が政府と一体で補正予算で対応することを確認したとの事です。

当然ながら衆議院解散総選挙は少し先になるでしょう。

被災地の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

【写真】「木原みのる時局を語る会」を各地で開催していますが、しばらくは救援と復興に全力を尽くします。

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国賊

「えっ、辞任・・・辞職じゃないの?」

本日、民主党の土肥隆一衆議院議員が衆議院政治倫理審査会会長を辞任したとの報道を聞いた時の私の感想です。

土肥氏は韓国で日本政府に竹島の領有権主張の中止を求める共同宣言に署名して、平然と帰国していました。

はっきり言って、彼の行為は国賊と言われても言い訳ができません。

あらためて書くまでもありませんが辞職すべきです。日本国の国会議員として万死に値します。自民党は「辞職勧告決議」を提出するでしょう。

それでも民主党議員は反対するのでしょうか。日本の政党としての本質が問われるでしょう。

菅首相のぶら下がりでの発言です。

「全ての役職を辞任することで、本人としてケジメをつけたと、そう理解してます」 「もう(本人に)聞くまでもないことです」

党の代表である菅首相は、あいかわらず自分の手で処分をくだしません。これで責任を果たしたと考えているのでしょうか。

本音では首相も同じ考えだと思われても仕方ありません。

【写真】熊本市桜の馬場に「城彩苑」がオープンしました。フレッシュジュースが人気の「TENTE」でひと休み!

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批判の矛先

『民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4カ月。政治が混迷に陥るとは、いったいだれが想像しただろうか』

朝日新聞は平成23年元旦号の社説でこのように書きました。あまりに他人事のように思ったのは私だけではないはずです。

民主党政権が混迷を極めています。総選挙での国民との約束=マニフェストが実現できないことが原因のひとつです。

一昨年の総選挙では、本当の選挙の争点は「政権交代」ではなく、百年に一度の経済危機に政治がどう対処するべきかという経済対策の是非であると訴えました。そして、民主党マニフェストの問題点を強く指摘しました

当時、メディアからは「自民党は批判ばかり」と叩かれました。

総選挙の時点で、政策よりも政局を優先して完成した民主党マニフェストでは、将来かならず政治が混迷することを指摘した評論家の論調も少なからず存在しました。

にもかかわらず、その問題点を見抜くことが出来ず、ひたすら麻生政権(当時)の足を引っ張る報道に徹した方々は胸に手を置いて責任を痛感していただきたい。

そして、現在再び「自民党は批判ばかり」と叩くことをよく検証していただきたい。未熟で国家観の希薄な政党が、実現不可能なマニフェストを抱えていては、今の我が国の重大な局面を乗り越えることが出来ないことはわかっているはずです。

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【写真】新聞でも取材を受けた満開のしだれ梅です。ご近所の皆さんと乾杯!

 

外国人からの献金は何故違法か?

前原誠司外務大臣は、相手が日本国籍を持たない外国人であると理解していながら、継続的に反復して献金を受けていたことを、本日の参議院予算委員会において認めました。

「それはいけないことなのですか?」

「なぜ外国人から献金を受けれないの?」

Twitterを見ていると、そんな質問がありましたので解説します。

政治資金規正法 第22条の5〕何人も、外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。

罰則1:三年以下の禁固又は五十万円以下の罰金。

罰則2:裁判が確定した日から五年間、公職選挙法に規定する選挙権及び被選挙権を有しない。

過失の場合には免責が認められますが、政治家にとって公民権停止は最も厳しい罰則です。

憲法15条1項では、選挙権は国民固有の権利としています。

それは、日本の主権は日本人にあり、主権の最たるものが選挙権だからです。

つまり「日本の未来は日本人が決める」という当たり前のことです。

外国人に選挙権を付与することを禁止しているのは、主権を侵害される恐れがあり、そうなると日本が独立国家でなくなります。どうしても日本で選挙権を行使したい在日外国人の方には帰化を勧めています。

日本人の政治家が外国人から献金を受け取れば、その政治家は大なり小なり外国人の要望や意見に左右されるでしょう。

これでは「日本の未来は日本人が決める」ことになりません。

外国人に選挙権を付与することと、外国人からの献金を認めることは同じような意味合いがあると考えられているのです。

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【写真】ラジオ「熊本天国」女性アシスタント中川さんが卒業。某放送局に入局が決まりました!

  

陸奥宗光『蹇蹇録』に学ぶ

我が国の外交力が問われています。

昨今の政府の対中・対露・対米外交を見ていると、まともな外交戦略はあるのかと疑問を抱かずにはいられません。

政権交代後に混迷極まった現代の「外交危機」をどう乗り越えればよいか。

現代と同様に、明治期に極めて危うい時期がありました。その際に日本は如何に危機を脱し生存を全うしたか、重なり合う歴史に学ぶ必要があります。

岡崎久彦著「陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ明治の外交力」が先月刊行されましたので読ませていただきました。

『蹇蹇録』とは、日清戦争について当時の外務大臣であった陸奥宗光が記した回想録です。

日本は世界列強による帝国主義の荒波を乗り越え、現在の強固な民主主義の基礎を築きました。伊藤博文、陸奥宗光らが他国からの干渉に如何に対応してきたかを学ぶには大変参考になります。

「帝国主義」は過去のものではありません。

過去の日本の成功の裏には、幸運もあったし、相手国の失敗もありました。ひとつだけ言える事は、政府が知恵と勇気を搾り戦略を立て、国民が政府の戦略を理解し、総力をもって対応したということ。

今の日本で同じことができるかどうか・・・

現代の帝国主義に対して、我が国は戦争ではなく外交をもって対峙していかねばなりません。国政に携わる政治家に求められるのは、まず「外交力」と「覚悟」であろうと思います。

【写真】各地域の後援会で総会を開催していただいております。

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