異常なトップダウン

 「新テロ対策特別措置法改正案」は衆議院での審議を経て、参議院で審議をしています。各党は議論を尽くしたことを確認したうえで、本日、参議院外交防衛委員会と参議院本会議で採決が行われる予定でした。しかし、昨日の民主党トップによる突然の指示によって、民主党は強引に参議院6委員会で審議を拒否し、「新テロ対策特別措置法改正案」は宙に浮いてしまいました。この法案の持つ重要な意味は民主党議員も理解していたはず。まるで北朝鮮のようなトップダウンは恐怖政治を連想させます。「政府が追加経済対策を出さない」ことが理由だそうですが、この法案と経済対策とは無関係です。内政と外交問題は個別に考えるべきであり、安全保障を政局にするべきではありません。「日本は何をしているんだ」と諸外国からの批判は免れません。

草の根活動

 辻立ち、ミニ集会、会社訪問、個人宅訪問・・・熊本ではフル回転で選挙区を走り回っています。自らの考えを発信しつつ御意見を伺っていく。ご不満やお叱りをいただくことも少なくありません。「地盤・看板・カバンなし」の挑戦者にとっては、草の根活動が基本です。

    

一、人格完成につとむること

 顧問を務めている空手団体の大会に参加しました。自分自身を振り返ると、少年空手の経験が人格形成に大きな影響を与えたように思います。空手だけでなく、幼児・少年期に武道を経験した子どもは、成長過程で明らかに違いが顕れます。学校では教わらない武道の精神は、無形の日本文化として継承していかなければなりません。

     

 「風流街浪漫(ふるまちろまん)フェスタ」が今年も開催されました。熊本市『五福ふれあいまちづくりの会』の皆さんの尽力によって、多くの人出で賑わいました。

 

日本独自で

上京。

 衆議院本会議にて、対北朝鮮への経済制裁法である『改正外為法』と『特定外国船舶入港禁止法』の延長を可決。一部野党が反対。先月、米国は北朝鮮が一連の検証措置に合意したとして、北朝鮮のテロ支援国家指定解除を発表しました。これまで足並みを揃えてきた同盟国の対応としては極めて残念です。今後は、拉致問題と核問題の解決に向けて、日本独自の『テロ支援国家指定』を検討する必要があります。

帰熊。

認知症

 認知症対応型の共同生活介護施設を訪問しました。認知症はかつて痴呆(ちほう)と呼ばれていた障害です。日本国内で認知症患者は既に150万人を超えました。高齢化社会を迎えて今後も増加していきます。一人暮らしの認知症患者を対象にした悪徳商法などが社会問題になっています。また、多くの家族は認知症患者を自宅で介護していますが、その負担の大きさから一家心中に発展するケースも報告されています。認知症患者の介護は24時間の世話が必要です。核家族化が進んだ現代ではこれから大きな問題になっていくでしょう。厚労省の現行計画では不十分であることが分かりました。これから政治的対応をして参ります。