外交の失政に喝!

民主党政権になって経済が明らかに悪化しました。しばらくは諦めざるを得ないでしょう。選挙の結果として仕方ないことです。

しかし、外交は「仕方ない」では済まされません。

民主党政権によってもたらされた諸問題には「取り返しがつくもの」と「取り返しがつかないもの」がありますが、「経済の失政」は前者、「外交の失政」は後者でしょう。

  1. 米軍普天間飛行場移設の失敗→日米同盟関係が棄損→米国のTPPゴリ押し圧力
  2. 中国の習近平と天皇陛下の特例会見を強要→天皇陛下の地位低下→韓国の李明博による冒涜発言
  3. 尖閣諸島沖中国漁船衝突事件で中国人船長の無条件釈放→弱腰外交が露呈→尖閣諸島に中国活動家が予告上陸
  4. ロシアのメドベージェフが二度の国後島不法上陸→抗議をしない日本政府→韓国の李明博が竹島に不法上陸

挙げていくときりがありません。隣国にここまで足元を見透かされて、それでも対応が後手まわっていることを国民は肝に銘じる必要があります。

しかし、現政権のまま相手国の挑発に乗ることは大変危険です。未熟な外交の行き先には「戦争」が待っています。

我が国にしっかりした政権をつくることが最大の抑止力になることを見据え、一日も早い衆議院総選挙を望むところです。

寄稿『郷友熊本』平成24年夏号

私が大変信頼申し上げていた大先輩が亡くなられました。

 

故・中村達雄様が会長を務めておられた熊本県郷友会の機関紙『郷友熊本』に私が寄稿した挨拶文を掲載します。合掌

 

 

会員の皆様におかれましては、益々ご健勝でお過ごしのことと思います。日頃の活動に敬意を表しますとともに、私の政治活動に対するご理解に感謝申し上げます。

最近、私が想いを馳せるのは沖縄と台湾のことです。沖縄について、米軍普天間飛行場の辺野古移転は選択の余地はないとの結論に至っています。しかし、なぜ沖縄県民がこれ程までの抵抗を見せるのでしょうか。また台湾からは東日本大震災への義捐金として世界一の金額となる約三百億円が送られてきました。我が国と台湾とは公式な国交が無いにもかかわらずです。

自民党は本年の主権回復記念日(四月二十八日)に「日本国憲法改正草案」を公表しました。ご承知の通り、一九五二年四月二十八日にサンフランシスコ講和条約が発効したことで日本は主権を回復するのですが、同時に沖縄を切り離すことになりました。沖縄県民にとって見れば、「日本国政府に見捨てられた」という感情があったに違いありません。沖縄の日本返還は二〇年後の一九七二年まで待つことになります。

そして、同じく一九七二年の「日中共同声明」によって、我が国と中華人民共和国(中国)とは国交正常化するのですが、同時に我が国は中華民国(台湾)との国交を断絶します。台湾国民も「日本国政府に見捨てられた」という感情があったに違いありません。

現在、我が国の最大の脅威は中国です。中国の脅威に対抗するべく米軍基地は沖縄本土になくてはなりません。沖縄県民の理解を得るためには、すべての日本人がこれまでの「沖縄は国土防衛の最前線」という感覚から「沖縄を背にして日本を護る」という感覚に切り替えねばならないと思います。また親日的な民主主義国である台湾とも国交を超えた民間交流を深め、日台関係の絆を維持するべきでしょう。

最近、天皇・皇后両陛下が御自身の葬儀の簡素化のため、「土葬」から「火葬」、そして「合葬」を望んでおられ、この御意向を受けて宮内庁が検討を始めたというニュースを読みました。私の頭に浮かんだのは、天武・持統両天皇の「合葬陵」です。持統天皇が天武天皇陵に合葬されることを望んだのは、葬儀の簡素化というより天武帝を慕う気持ちからと思われます。

しかし、両陛下が合葬を望まれるのは、「国民生活への影響を極力少なくしたい」との御配慮であります。また、宮中での節電にも御配慮されているとお聞きしました。国民生活への影響に思いやられる御配慮に、ただただ畏れ多い気持ちです。

暑い時期が続きます。会員のなかにも「節電」の協力をしていただいている方々も多いかと存じます。御身体ご自愛のうえ、健康に留意されて猛暑をお過ごしになることを祈ります。

稲田朋美さん、熊本へ。

「伝統と創造の会」会長の稲田朋美さん(衆議院議員・弁護士)が来熊。

熊本県護国神社崇敬会総会で講演の後、「熊本天国.net」に出演してもらいました。

『和製サッチャー』として名高い稲田朋美さんとの対談をご覧ください!

自民党CafeSta「決戦は金曜日」

自民党本部1階ロビーにある情報発信基地「CafeSta」。

青年局が「決戦は金曜日」と題して毎週金曜日正午にインターネット放送を開始しました。キャスターは参議院議員・宇都隆史さんです。

YouTubeやニコニコ動画やUsreamでも配信されます。

7月6日、第1回目のゲストで登場してます。是非ご覧ください!

大御心

5月16日から20日にかけて、天皇皇后両陛下はエリザベス女王御在位60年記念行事のために英国を訪問されました。約25ヵ国の国王や王族らが招待されていましたが、天皇陛下は60年前のサンフランシスコ講和条約発効の翌年、昭和28年に昭和天皇のご名代として戴冠式にも御参列されていたと伺い驚きました。

さて、その天皇皇后両陛下ですが、御自身の葬儀及び陵(お墓)関する要望を宮内庁に伝達されたとのことです。

  1. 従来の土葬から火葬にせよとの事。
  2. 天皇皇后陛下を合葬陵にせよとの事。

歴史的には、持統天皇(女性)が天武天皇陵に合葬されることを望んだ記録がありますが、それは持統帝の天武帝を慕う気持ちからだと推察できます。

もちろん、両陛下のいつも御睦まじい御姿を拝見している私としては、要望を自然に受け止められます。しかし、今回は両陛下がコストを意識されていることは明らかです。「土葬から火葬」は葬儀の簡素化であり、天皇陛下と皇后陛下を同じ陵にする事でイニシャルコストもランニングコストも大幅削減されます。

両陛下は亡くなられた後の我が国や国民の事を案じておられるのです。「国民生活への影響を極力少なくしたい」との配慮からです。

誠に畏れ多くて言葉になりません。

私はその地位に相応しい葬儀や陵であってほしいと考えます。それは多くの国民の気持ちであろうと思います。

大御心に報いる為にも、あらゆる面で国を建て直し、早く不景気から脱出し税収を増やしていかねばなりません。