二千円札の守礼門

皆さんは「二千円札」を覚えているでしょうか。

平成12年7月に沖縄県で「九州・沖縄サミット」が開催されました。当時、会場の「ザ・ブセナテラス」に何度か足を運んだことを思い出します。

二千円札はこのサミットを記念して発行されたものです。表には首里城の「守礼門」が、裏には「源氏物語」の一場面が描かれています。

首里城は琉球王朝の王城であり、その首里城の大手門にあたるのが「守礼門」です。つまり、沖縄県に守礼門があるということは、かつての琉球王国は日本国と一体となったことを示すものと言えます。

中国が尖閣諸島の根拠なき領有権の主張を強めています。

多くの離島を含んだ琉球王国は、すべて日本の領土になったことを内外にアピールする意味で、二千円札の意義は大きいと思います。

今年11月時点の流通量は1億1000万枚で、五千円札の5分の1にも満たない状況です。「今年一度も見なかった」と言う人も多いのでは?

自民党は二千円札の流通を促進するためのアイデアを募集します!詳細は自民党HPを御覧下さい。

【写真】大学生と座談会。本質を見抜く力を養ってほしい!

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海保職員処分決定

尖閣諸島沖の中国船衝突事件をめぐるビデオ映像公開問題で、海上保安官に処分が下りました。

一色正春氏の「停職12ヶ月」の懲戒処分をはじめ、24人の保安官が処分を受けました。一色氏にとっては事実上の退職勧告であり、既に依願退職届けも受理されています。

国家組織が秘匿とした資料を公開したことについて、一定の処分が下ることは国家公務員として仕方がないでしょう。決して腑に落ちませんが・・・

ところで、一方の処分対象者はどうなっているのでしょうか。中国人船長は「処分保留」のままです。那覇地検は何をやっているのでしょうか。

すべての発端は中国船の領海侵犯と公務執行妨害にあり、また那覇地検による船長の釈放にあることをお忘れなく。

那覇地検は勇気を持って「起訴」の判断をすべきだと思います。現実的には無理でしょうけどね。無条件釈放したことで二度と身柄が取れないことを自ら悔やんでもらいたいのです。

最終的には起訴猶予などの不起訴処分になるでしょう。そうなれば、衝突ビデオ映像は公判資料になる可能性も消滅するので、全編公開しなくてはなりません。

尖閣諸島で起こった事実を検証し、海上保安官が身体を張って日夜どれだけ頑張っているかを国民に知らせないといけません。処分された保安官の名誉のためにも。

【写真】ある校区後援会での報告会の様子。

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不敬罪があれば死刑

 

今上天皇は喜寿(77歳)を迎えられました。日本国民の一人として謹んでお慶びを申し上げます。

 

残念ながら、最近殊更に天皇陛下または皇室に対する「不敬」が気になります。

 

中華人民共和国副主席・習近平が来日の際に、鳩山総理(当時)は「日中関係は大事なので、ルールを杓子定規に考えず弾力的に運用する」として、天皇陛下のご日程調整のルールを捻じ曲げて強引に拝謁をセットしました。政治利用そのものであり決して許されないものでした。

 

また民主党の小沢一郎幹事長(当時)は、訪問先の韓国において、天皇陛下の韓国ご訪問について「韓国の皆さんが受け入れて歓迎してくださるなら結構なこと」と述べました。閣僚でもない者が天皇陛下の国際親善のご活動について指示を出すとは、思い上がりも甚だしい限りです。自分を何様だと思っているのでしょうか。

 

昨年の「天皇陛下ご即位20年記念式典」で天皇陛下のご臨席で居眠りをしたとされる政府関係者。答弁書では否定することは出来ませんでした。不敬極まる行為であり看過できるものではありません。現場に居た多くの人は強い憤りを感じていたようですが、何故か報道がありません。

 

記憶に新しい「議会開設120年記念式典」において秋篠宮ご夫妻に対して『早く座れよ』などとヤジを飛ばした中井洽衆議院議員。日本の国会議員として資質にかける行為は言語道断です。

 

政府ならびに民主党議員に対し猛省を求めます。今後決してこのようなことがないようしていただきたい。

 

【写真】天皇誕生日奉祝式典で祝辞を述べました。

 

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「餅つき会」のお知らせ

恒例の「餅つき会」の告知です!

12月25日(土曜日)11:00〜14:00くらい

木原みのる事務所の駐車場で行ないます。

どなたでもご自由に参加できます。

参加費300円(子供は無料)豚汁やお土産もありますよ!

周辺に駐車場を借りていますので車でどうぞ。

お誘い合わせのうえ是非お立ち寄りいただきますようお願いいたします!

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【今年を振り返る】口蹄疫問題

年の瀬にあたり今年の出来事を振り返ります。特に我々九州人にとって強い衝撃を与えた問題がありました。

「口蹄疫問題」です。

思いがけずこの問題によって、現政権の危機管理に対する無能と無責任さが露呈する結果となりました。

ご承知の通り、10年前の平成12年にも宮崎県で口蹄疫が発症しています。実に92年ぶりのことでした。92年ぶりということは、畜産関係者も獣医も行政も政治家も誰も対処の経験がなかったことになります。

それにもかかわらず、当時の自民党や畜産議員連盟の初動対応が迅速かつ適切だったので、極めて短期間で最小の被害で問題を収束することができました。故・江藤隆美衆議院議員(当時)の文字通りの「政治主導」は忘れることができません。

最終的に殺処分された家畜や対策費を今年のケースと比較すると、

平成12年 740頭(牛のみ)、対策費35億円

平成22年 276,049頭(牛・豚)、対策費1,000億円以上

いかに初動が大事であったか理解していただけると思います。平成12年の口蹄疫対策は、海外から手本として高く評価されています。

「政治主導」と言いながら、10年前の教訓と実例を生かすことが出来なかった民主党政権。大臣や関係議員の資質にも大きな問題がありました。宮崎県に現場の責任を押し付け、役所のマニュアルに過度に依存していた対応は「政治主導」とは真逆の官僚主義的な「お役所仕事」だったと断じざるを得ない、そんな事件でした。