候補者の資質と政策

参院選熊本選挙区開票結果

松村祥史(自) 393,674

本田浩一(民) 349,373

本田顕子(み) 101,850

約44,000票差で勝利。

 

熊本市だけを見ると

松村祥史(自) 125,579

本田浩一(民) 141,586

本田顕子(み)  42,075

約16,000票差で敗北(3年前は約40,000票差で敗北)

 

全国比例区でも自民党は負けています。

決して自民党への信頼が回復したわけではないのです。

みんなの党がなぜ躍進したのかも考慮せねばなりません。

周囲に流されず、政党の掲げる政策や候補者の資質を検証したうえで、自らの意思で選ぶ、そんな時代が近づいている事を祈ります。

これからもしっかり自分を磨いて参ります。

 

【写真】激戦を制して見事に当選!喜びも束の間、翌朝から街頭に立つ。

  

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【ゲスト】小泉進次郎代議士

選挙戦中盤の調査で「横一線」と報じられました。

局面を打開すべく、選対では人気者の小泉進次郎代議士に応援を要請しました。

終盤の7月8日、熊本県内4箇所での街頭演説会を敢行。

新聞告知のみで一切動員はかけずに、どのくらいの人が集まるか心配でした。

無党派層の関心を探る上でも、選対が過去にやったことがない社会実験でもありました。

   

会場に来てびっくり!写真の「下通り入り口パルコ前」には約5,000人の観衆が自然に集まりました!

私の役目(写真左)は、前語りをして会場を盛り上げることでしたが、その必要は全くありませんでした・・・。

4箇所合計で、来場者数は約15,000人!!

繰り返しますが、動員はしていません。

15,000人がどのくらい「まつむら票」に結びついたかは不明ですが、起爆剤になり、選対に勢いがついたことは確かです。

それにしても、進次郎人気は熱狂的だと感じた一日でした。

若い新しい自民党への期待感の表れだと信じたいものです。

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【ゲスト】松山千春さん

選挙期間中の7月7日夜、「みのるフォーラム」を開催しました。

遅い時間にかかわらず約400名の来場者でした。

第一部では、講演として産経新聞・野口編集委員による「日本の安全保障の今日的課題」、小生による「道義大国日本の再建〜稚拙な浅知恵で日本は変えられない〜」を聞いていただきました。

第二部では、松村祥史さん(候補者)の個人演説会を行いました。サプライズ・ゲストとして、なんと歌手の松山千春さんが駆けつけてくれました!もちろん、私にではなく松村さんへの激励のためです。

  

北海道足寄出身で、地元の鈴木宗男さんと行動をともにしているためか「新党大地」のイメージが強いのですが、党派を越えた全国の仲間を応援してまわっているとのこと。人物や人柄を重視しているとのことでした。

人を惹きつける話し方は天才的だと思いました。

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「敗北の原因」

“消費税 「政治とカネ」の 蓋にする”

選挙中にある新聞に掲載された時事川柳です。

選挙結果が判明して、与党側からは「総理の消費税発言が敗北の原因」というような発言が目立ちました。

果たして本当でしょうか?

皆さんは消費税のことで投票行為が左右されましたか?

民主党幹部や評論家が本気でそう思っているとしたら大きな勘違いだと思います。

消費税増税は自民党も掲げていました。世論調査では増税に理解が6割、反対は2割でした。

「敗北の原因」は鳩山前政権下での政権運営や民主党の政策そのものです。

有権者は政権交代後の8ヶ月間の政権運営や政策をしっかり見ていたのです。

鳩山政権下での総理自身の脱税問題、幹事長の不正献金疑惑、普天間飛行場の移設問題、「子ども手当」など修正協議に応じない姿勢、「郵政再国有化」法案の衆院強行採決、口蹄疫問題への対応などなど・・・

また、マニフェストには掲げない【裏マニフェスト】と言われる「外国人地方参政権」「夫婦別姓」「人権擁護法案」などなど国家解体に直結する制度を、着々と準備を進めていることへの保守層の危機感・・・

さらに、支持率回復の勢いで選挙に突入した姑息な戦略・・・

これらが、参議院選挙での結果として表れたのだと思います。

消費税増税は、党内で議論した形跡もなく10%の根拠や使い道を示していません。消費税に関して二転三転する安易な発言が、ぶれ続ける政策の象徴、または、諸問題の目先をかわす戦術(時事川柳)と見られたに過ぎないのではないでしょうか。

 

しかし、自民党が第一党になったからといって、自民党への信頼が回復したのではありません。

菅総理に代わって支持率が“V字回復”したことや、比例代表の得票率(自民党24.1%、民主党31.6%)を見れば明らかです。

“ねじれ”の状態で、自民党をはじめ各政党の真摯な国会対応を注目してください。

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憲政の常道

「直近の民意は我々にある。憲政の常道に従い、政権運営を譲るか、衆議院を解散すべきだ。」

これは、平成19年の参院選挙で時の与党が過半数割れした際に、民主党幹部が安倍総理に対して何度も何度も繰り返した発言です。

その後、民主党は主導権を得た参議院で、憲政の慣例を無視した滅茶苦茶な国会対応を続けました。

結果として、安倍総理は辞任し、福田総理も麻生総理も参議院の横暴に悩まされ続け、不本意な政権運営を強いられました。

今回、立場は完全に逆転しました。当時と違い、衆議院は与党に三分の二の議席がありません。

しかし、自民党はじめ野党は民主党と同じ過ちを繰り返すべきではありません。

参議院は「良識の府」であり「再考の府」です。

憲政の常道に則り、衆議院を監視し是々非々での対応が求められます。

今まで与党が応じて来なかった与野党協議。引き続き与党が応じないのであれば、総辞職か解散総選挙に追い込んでいかざるを得ないでしょう。

これこそ「憲政の常道」であろうと思います。

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